VMZINC の歴史

ジンク:黎明期から人類とともに

ギリシャやエジプトにおいて古来から長期に渡り、ジンクは真鍮の材料、宝飾品や柩の製造に用いられており、かつてはジンクの用途と言えばそれだけでした。工業用材料としての可能性が見出されたのは、1738年にウィリアム チャンピオンがカラミン鉱からの蒸留精錬法で特許を取得してからです。

VMZINCのアクティビティーの中心はジンクからの建材製造です。ブランド名にある「VM」はベルギーのリエージュ近郊に位置する、1805年創業の大規模鉱山ヴィエイユ・モンターニュ(Vieille Montagne)に由来します。この鉱山において、亜鉛鉱から加工性に優れたジンク材料が大量生産され、世に送り出され始めました。ヴィエイユ・モンターニュこそが工業用ジンク発祥の地なのです。

 

VMZINC : 約200年に渡る歴史

1805年 : 画期的精錬方法を開発したジャン=ジャック ドニに、時の皇帝ナポレオンより、ヴィエイユ・モンターニュにおける独占的亜鉛鉱採掘権が授与される。

1812年 : ヴィエイユ・モンターニュにヨーロッパ初の亜鉛圧延工場を設立。これによりジンクの活用範囲が一気に拡大する。

1837年 : ヴィエイユ・モンターニュ鉱山・亜鉛精錬会社設立。事業は順調な伸びを見せ、1850年の時点で「従業員数2640人、年間生産量11,500トン」 (Tomlinson, Cyclopaedia, 2:1047)

1922年 : ヴィエイユ・モンターニュ社のヴィヴィエ工場にて、ヨーロッパ最初の電解精錬によるジンク生産が始まる。

1975年 : 王立アストゥリアス鉱山会社(1853年創立)のオービー工場にて、初のジンク連続圧延が始まる。

1978年:  ヴィエイユ・モンターニュ社が、アントラジンクを開発、販売開始。世界初のマットブラックのジンク表面処理製品。

1980年 : ヴィエイユ・モンターニュ社より、ルーフィングと外装材のシステム開発と販売開始。

1987年 : 王立アストゥリアス鉱山会社とヴィエイユ・モンターニュ社とが合併し、ヴィエイユ・モンターニュ・フランス社が誕生。

1993年 : ヴィエイユ・モンターニュ・フランス社がユニオン・ミニエール・グループに加わる。アントラジンクに続き、グレーのジンク表面処理製品クォーツジンクを発表。

1994年 : ヴィエイユ・モンターニュの名を留めるブランド名「VMZINC」の使用開始。

2001年 : ユニオン・ミニエール・グループがユミコアグループと改名。

2005年 : 表面処理ジンクにおける初のカラー製品 PIGMENTO を開発、販売開始。